第13回日本作業療法研究学会学術大会が開催されました!

 

 令和元年11月30日~12月1日に鹿児島大学にて,田平隆行大会長のもと第13回日本作業療法研究学会学術大会が開催されました.

 本学会は「高齢期の作業療法エビデンスの構築“Building of evidences in geriatric occupational therapy”」をテーマに掲げ,高齢期における生活支援の作業療法の役割を,エビデンスを探り,創るという観点から議論することを目的に開催されました.


 1日目の特別講演では,東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座特任教授の松平浩先生より「健康長寿に向けた包括的な高齢者医療~腰痛・運動器の専門家の立場から~」というテーマでご講演いただきました.

 1日目の夜に行われた懇親会には,多くの先生方にご参加いただき,交流を深めることができ,大いに盛り上がりました.学生のみなさん,楽しい余興をありがとうございました!

 

 2日目の教育講演では,鹿児島大学医学部保健学科理学療法学専攻基礎理学療法学講座教授の牧迫飛雄馬先生より「フレイルの概念と予防対策~評価から実践~」というテーマでご講演いただきました.


 田平研究室からは,以下の演題を発表し,韓 侊熙先生(D3)が若手研究者優秀賞に輝きました!韓さん,おめでとうございます!!

  • 韓 侊熙さん(D3)「レビー小体型認知症の認知機能と日常生活活動についてのアルツハイマー病との比較」
  • 下木原 俊さん(M2)「地域在住高齢者に対する屋外移動ガイドを目的としたナビゲーションアプリの有用性に関する予備的研究」
  • 池田 由里子さん(D3)「主観的もの忘れのある地域在住高齢者の趣味活動と生活行為の関連性」

  松平先生や牧迫先生から高齢期に関わる最先端の知見を学ぶことができ,また,他の研究室の質の高い発表を目の当たりにし,刺激をもらうことができました.ゼミ一同,臨床や研究により一層取り組んでいきたいと思います.

本学会に多くの先方々にご参加いただき,誠にありがとうございました.また,学会の運営にご協力いただいたスタッフや学生の皆様に心より感謝申し上げます.

 

文責:丸田 道雄(D1)