2020年11月14,15日,千葉県立医療大学 吉野智佳子 大会長のもと「第14回日本作業療法研究学会・学術大会」が開催されました.
今回の学術大会は,「難局から創造される新しい発見」というテーマのもと,COVID-19感染症拡大を鑑み,史上初のweb開催となりました.私は今回,オンライン会議ソフト「zoom」の管理等で本学会の運営に関わらせていただきました.
1日目の特別講演では,千葉県立保健医療大学 作業療法学専攻 教授 山本 達也先生より「パーキンソン病における脳深部刺激療法の役割」というテーマでご講演いただきました.
1日目の夜に開催された懇親会は,なんと「オンライン懇親会」となりました.
長崎大学の先生方のご尽力により,対面での懇親会に劣らないほどの盛況となりました,ありがとうございました!
2日目の特別講演では,千葉大学工学研究院人間生活工学研究室 教授 下村 義弘先生より「人間工学と作業療法のフュージョンは何をもたらすか」というテーマにてご講演いただきました.
田平研究室からは以下の演題を発表いたしました.
韓 侊熙先生
「アルツハイマー病患者の行動心理症状と日常生活活動との関連についての研究」
丸田 道雄先生
「地域在住高齢者が重要とする活動の満足度と抑うつ症状の関連」
宮田 浩紀先生
「高齢化率40%を超える地域における社会的フレイルの有病率と重要な作業の特徴」
また,鹿児島大学 牧迫研究室の赤井田 将真先生も発表されました!
鹿児島大学牧迫研究室
赤井田 将真先生
「地域在住高齢者における意味のある活動の満足度とフレイルの関係」
(垂水研究のデータを用いた発表)
今回,初めてのweb開催ではありましたが,普段の学会とは異なり,自宅や職場にいながらであっても気軽に参加できるので,新たな可能性を感じました.さらに,今回の運営スタッフとしての経験は,今後増えていくことが予測されるオンライン学会やオンラインセミナー等で発揮していきたいと思います.
そして,コロナ禍においても作業療法を追求し,エビデンスを構築されている他の研究室の先生方の発表を拝見し,刺激をもらうことができました.今後ゼミ生一同,臨床や研究により一層取り組んでいきたいと思います.
最後に,学会の運営にご尽力いただいた先生方に心より感謝の意を表します.
文責:南鹿児島さくら病院 下木原 俊