この度，日本作業療法士協会の 2023年度課題研究助成制度に応募していた
「橈骨遠位端骨折のYouTube動画を用いた自主練習プログラムの有用性の検討」
が採択されました．
私はこれまで田平先生，大野先生，丸田先生，下木原先生とともに「手外科疾患患者に対する作業療法実践」について研究を行ってきました．
数年間にわたる研究を通して，手外科疾患患者に対する作業療法が得意とするところ（手の使用，疼痛，心理面など）と得意としないところ（ROMや筋力など）が徐々に明らかになってきました．
本研究では，作業療法が得意としないところ（身体機能面の改善）に焦点を当てました．これまで研究してきた「作業療法実践」と併用して，これから研究する「作業と連動した質の高い身体機能訓練」を提示することができれば，手外科疾患患者に対するより実践的な介入方略の構築ができるのではないかと考えております．
本研究の共同研究者の大野先生や早﨑先生に加え，研究実施施設の療法士の皆様，いつも応援し，強力なバックアップを下さる田平先生，丸田先生，下木原先生はじめ田平研究室のメンバーの皆様への感謝を忘れずに，精一杯やり切りたいと思います！
文責：久木崎
OT協会：課題研究助成制度について