7/12-13に札幌コンベンションセンターでありました.
今回は,作業療法のシンポや教育講演,演題セッションがあり,作業療法への追い風が感じられました.
私は,教育講演「精神科作業療法を知ってもらいたい」で認知症リハビリテーションについて80年代から現在までの歴史を話しました. 阪大の堀田牧氏は精神科作業療法の歴史と集団・個別双方の重要性を述べていました.多くの専門医や心理士,PSWに聞いてもらうことができ,作業療法の理解を深めていただいたことと思います.
また,下木原の演題,厚生労働科学研究の会議,日本老年精神医学会作業療法委員会の会議とてんてこ舞いの学会でした.
抄録を一部抜粋します.
机上の作業活動や運動療法,認知刺激療法など各種の療法は,各時代で様々なイメージを生んできた.ケア側から発展した療法,医学モデルから発展した療法が十分に整理させていなかったのかもしれない.実際,正式に認知症リハビリテーションが使用されたのは7年前であり,認知症の理解促進と国の施策が後押ししたと言える.しかし,未だ新オレンジプランの認知症リハビリテーションが療法士および関連職種に十分に理解/普及されているとは考えにくく,ADL/IADLに対するリハビリテーションの実践紹介とエビデンス構築は必須である.