【Title】Association Between Subjective Memory Complaints in Daily Life and Smartphone Proficiency Among Community-Dwelling Middle-Aged and Older Adults: A Cross-Sectional Population-Based Study
【Author】Shimokihara S, Ikeda Y, Matsuda F, Tabira T
【DOI】10.7759/cureus.72578
【概要】本研究では,地域在住高齢者のスマートフォンの習熟度と日常生活上の主観的記憶障害(SMC)の関係を調査しています.結果として,スマートフォンの習熟度が低いことは,「日付忘れ」や「予定やタスク忘れ」を有するオッズが有意に高いことを示しました.日常生活においてスマートフォンを活用することは,これらのSMCに対処できる可能性があります.一方で,いくつかのSMCはスマートフォン習熟度との関連は認められず,スマートフォンの機能が高齢者にとって複雑である可能性にも言及しています.デジタル社会において,地域で自立した生活を送る上でスマートフォンの活用は不可欠ですが,その習熟度を高める支援が今後必要となりそうです.