作業療法において対象者の内発的動機づけを高めることは重要ですが,その一つの手法として自己決定理論があります.本人自らが興味のあるキャラクターや作業を選択することで脳内の認知処理反応が促進されるのかを反応時間や事象関連電位を用いて検討しています.
恐怖回避思考を持つ慢性腰痛患者や不安,うつを有する認知症高齢者に対して画面上の2つの刺激のうち(脅威刺激と中性刺激)中性刺激を素早く選択する注意バイアス修正(Attention Bias Modification; ABM)トレーニング等を用いて,バイアス修正の効果を生理心理学的に検証しています.
【共同研究者】
長崎大学教育学部
長崎大学大学院医療科学専攻博士後期課程
埼玉県立大学保健医療福祉学部
東京大学附属病院22世紀医療センター
運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座
田山 淳
長谷川 隆史
濱口 豊太
松平 浩